点名「刀根」 500.2m


2012年の記録

10月4日(木)晴、時々曇り、一時雨
今日は25000分の1、琵琶湖の北の「中河内」を購入したので、その地図の4等三角点、点名「刀根」(とね)に登った。私にとって初めての福井県の山である。
Netで調べると、「いろり」の山口敏晴さんが積雪期に、東の杉箸集落から登られているが、薮だと書かれていた。平成17年3月21日
国土地理院の点の記によると、山頂の南西の急斜面を登られたようであるが、昭和39年のことなので現在は?
そこで私は点の記に従い急斜面から登り、帰りは南東に延びる比較的なだらかそうな尾根を下ることにした。

北陸自動車道「木之本」インターで下りてすぐ左のコンビニで食料調達。塩津街道を北上。あぢかまの里を過ぎて、麻生口で右折して刀根トンネルをくぐってから左折して北陸自動車道の下をくぐる。
村道?が大きく左へカーブする手前の脇が広いのでUターンして駐車。左には畑がある。獣よけであろう、トタンで囲ってある。

雨が降りそうなのでザックカバーと雨具を用意、蚊取線香とラジオも用意して出発。

取り付きやすい所を探しながら北へ行く。
直線になってしばらくして左に無人の大きな小屋がありその30mほど先に林業作業道らしき所があったのでここから入山。

すぐ先でリスが斜面を上がっていった。
最初は植林だが、かなり滑る。赤リボンを付けながら適当にジグザグに上がる。

しだいに笹が増えてくる。でも少し登るとなくなる時もあった。低灌木がルートをふさいでいる。
初めは膝ぐらいであるが次第に濃密になってくる。
南東からの尾根が合流する辺りになると背丈を超す笹薮になる。先人の目印は皆無。踏み跡もない。
左写真の手前は平坦になっていて笹もないので大休止。雨が降ってきたのでザックカバーをつけた。

家に電話するとつながった。(9月末に長男夫婦が、我が家の駐車場を挟んだ向かいに家を建てて住んでくれるようになったのだ。)=お嫁さんが食事の用意をしてくれるようになった。感謝m(_ _)m

さて、この先は今まで以上に笹の背丈が高くて濃密である。気合いを入れて出発。
この激藪を登ると山頂手前のピークに着き、そこからは少しは背丈が低くなり、粗くなって歩きやすい。平坦になった所を過ぎた先の木の枝に先人のピンクのテープがあった。(赤円)
テープの下に4等三角点、点名「刀根」があった。

あわよくばさらに北の点名「小河」542.9mにも行こうかと思っていたのだがこの薮では無理だ。

古いテープ類は3種類ほど。ほとんど訪れていないようであった。

追記:10月25日に小河川の終点辺りから点名「小河」に登りました。
木札には「500.2m」とだけ書かれていた。

すぐ先ほど休憩したところまで引き返した。ザックカバーしまった。

この間ずっと私の赤リボンは外していません。

さて、休憩したところから30mほど下ってくると尾根が分岐する。帰りは南東に延びる尾根を下るので尾根を踏み外さないように下る。この下りは途中まで赤リボンを付けませんでした。
こちらの尾根の方が地図でもわかるがなだらかで笹藪も少ない。

なだらかな斜面になって南に向きを変える所から急斜面の尾根になる。この辺りから赤リボンを付けた。
※左写真の所ではありません。赤リボンを付けたのはもっと下ってからです。
幅広で平坦な粗い笹藪から右折する。北陸自動車道の走行音がはっきり聞こえてくる。
左写真の赤円に白いビニルテープがあったが、北陸自動車道のトンネル工事のためのものかもしれない。ここから急降下して駐車地点に下りる予定である。
村道が下に見えてきた。右写真は振り返って写しました。ずるずる滑り降りてきました。

私の赤リボンは付けてあります。m(_ _)m

先の白いテープ以外、まったく目印がなくておもしろかった。
やった。どんぴしゃ。駐車地点より50mほど南に下りた。
ずっと以前からGPSは使っていません。地形図読みの方がおもしろいので。

靴を脱いでいると雨がパラパラしだした。

下山ルートを往復するのがいいと思いました。

今日は木之本の[北近江リゾート」に寄って疲れをとった。大人900円。

左膝2ヶ所を笹に隠れた倒木で強打したのでしみて痛かったが、久しぶりの薮山で充実した山歩きであった。