大白木山(おじろぎやま)

2003年の記録

5月24日(土)晴
今日は2人で奥美濃の大白木山(1234m)に登る。昨年11月17日、左門岳への登山道が分からなくなり、急遽戻り、この山に変更したのだが、積雪と時間切れでリタイアしたため、今日、再び登ることにした。

5月上旬、根尾村役場に問い合わせたところ、折越峠の林道は、工事中のため6月30日まで通行禁止になっているとの連絡をいただいた。しかし、先週登られた方がいるので大丈夫かなと思い出かけた。

2002年11月17日(日)の記録 積雪と時間切れでリタイア

東海北陸自動車道、美濃インターで下りて、国道418号を北西へ。山県市を通り、板屋で上大須ダム方面へ右折し、トンネルをいくつか抜ける。NEOキャンピングパークをめざす。

途中、道路が崩落し、修復工事のため片側通行のところが何カ所かあった。
NEOキャンピングパークを過ぎると、左に神明社の大鳥居。
しばらく走ると、左にトイレ。「ほたる街道」の標識がある。

左折(赤)すると、越波。橋を渡り、再びすぐ左折。

※帰りに右(黄緑)に行ってみたがすぐの三叉路で「道路崩落のため上大須ダムへは行けない。」と言われた。復旧のめどはついていないそうだ。
すぐ林道入り口になるが、やはり通行止めの案内と太いチェーンがある。困ったなと思っていると、そばを通りかかった女性の方が、チェーンをあけてくださった。(工事の方?)

折越峠まで行けそうなので行ってみる。

途中、一ヶ所だけ路肩が崩落しているところがあったが、通ることはできる。

※帰りに、折越峠から西へ下って走ってみたが、川に出た辺りで、道路がかなり崩落していて通行不可であった。
「クマ出没!入山注意」の看板はこの辺りの林道に多数見られる。

折越峠にはだれも来ていない。登山道は、40mほど西へ下ったところにある。

ここからめざす大白木山が見える。あまり標高差はない。

身支度して出発。9時32分
登山道を示す案内はない。鉄塔巡視路の看板だけである。

つまり、山頂まで、鉄塔巡視路が登山道なのである。

いきなり急登の階段で、道路の上に出る。
なだらかな樹林歩きから、急登に変わり、41分で根上がり桧に着く。この急登は、葉が茂ってきていて思ったほど日差しは強くない。

桧には、いくつかの木が絡まっている。

ここで小休止。涼しい風が心地よい。虫もまだ少ない。
しばらくして29番鉄塔に出る。10時33分着

昨年はここで積雪と時間切れのためリタイアした。

ここで二股になり、右折すると大白木山へ。
左折すると東の反射板へ。
右折すると、しばらくは、急な下りである。その後、平坦な登山道だ。途中、杉の幼木が倒れないように太い麻糸が張ってあり、かがんだりしなければならず通りにくいところもある。

28番鉄塔から、めざす大白木山が見える。
なだらかな登りが終わり、右側に落雷のためか朽ちた大木があった。この後ブロック階段の急登が続くためここでいったん小休止。

ブロック階段を登り終えると、やせ尾根に出て右折する。
やせ尾根歩きはスリルがある。10分ほどで2つの反射板がある山頂へ。11時30分着。約2時間かかった。

この手前に三角点があるが、ここは、眺めが悪く、反射板の方がいい。

北から東にかけてよく見える。特に屏風山はすぐ分かる。日永岳の反射板もよく見える。

ここで昼食。ハエが寄ってくる。尺取り虫もいる。
休憩しているとき、ウ”ァンウ”ァンという音が何度も聞こえたが、熊かもしれない。

25番鉄塔へは2つ目の反射板の下を通り、なだらかな尾根を歩く。

5分ほどで25番鉄塔と管理小屋へ。

当たり前だが、鍵がかかっている。しっかりした建物だ。
再び大白木山にもどり、下山開始。

ブロック階段を下ってしばらく行くと、29番鉄塔とその東にある反射板が見える。

いったん下り、再び登って29番鉄塔に着く。
29番鉄塔から東に行ってみると、「タンネの会越田土」と書かれたプレートがある。

ひょっとして東の反射板へ登ってくるルートがあるのだろうか?

東の反射板に行って辺りを見たが、藪ばかりで登山道はないようだ。

帰りは同じ道の急登を慎重に下った。

14時7分峠着。

帰りは、根尾村のうすずみ温泉に寄った。シャンプー&リンス、ボディシャンプーがある。1000円は高いが、浴場は広く、ゆったりできる。休憩室も広い。風呂から出たら、ついうとうと寝てしまった。駐車場にあった仮設販売所では、現地の物産が売られていた。