1999年の記録 | ||
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8月2日(月)晴
2人 今日は今まで登ったことがない山で手軽な山と思い天狗堂(藤原岳の西)に決めた。杠葉尾の中畑から北上、君ヶ畑の集落をめざす。この集落のバス停で駐車。ところが、登り口が見つけにくかった。標識がないのである。昭文社の山と高原地図シリーズ46の地図に付いてくる冊子を持っていて助かった。この冊子のP42を見てだいたいの見当はついたが、正確には鳥居のすぐ右の道を神社に向かって20mほど行き右の大きな杉の木を通りすぎた辺りの右手にNHKの受信ケーブル埋設の看板があったのである。ここには、登り口の標識がない。しかし、この冊子の通りしばらく行くとすぐ貯水タンクがあったため、この道で正しいと確信できた。
この貯水タンクを過ぎると木々に囲まれた落ち葉の多い急登である。 |
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地面が柔らかいため膝には負担にならないがかなり滑りやすい。1時間足らずで712mのピークに出る。しかし、この道はヒルが多い。しばらく行った先にもヒルがいつの間にか体についていた。
このピークからしばらくは、尾根歩きである。しかし、この尾根は切り株が多く歩きにくい。しかも最近人が入った形跡がなく次第に荒れていくであろうと思われた。尾根歩きが終わろうとする頃、草に覆われて道が分からないところに出た。距離は短いのだが、この部分にはテープも少なくかなり時間をくってしまった。15分ほどであろうか。ここを通り過ぎると、再び急登である。しばらく行くと巨岩がいくつも現れ、その合間を縫って行く。テープを見失わないように、帰りのことも考えて道をよく覚えておくように。頂上らしきところを過ぎてさらに進むと、左の杉の木に「天狗堂」の木札がかけられ、すぐ右の岩が頂上だ。岩の上に登ると、今日は曇り空であったが、龍ヶ岳や藤原岳、御池岳、遠く霊山まで眺めることができた。
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帰りは、巨岩の所で二手に分かれていて両方にテープがあり、左には、君ヶ畑と木札があったが、そこを通った覚えがなかったため、右を通って下ってきた。 やはり草原の所で何度も迷ったが、何とか通り抜けた。(行きにテープをつけておけばよかったと後悔した。)
あとは、滑らないように気をつけて下っていけばよかった。全行程5時間弱の道のりであった。
総じて、木々が多いため夏でも涼しい。しかしテープこそ多いが古く、急登→尾根道→急登の登山道で、初心者には決して勧められない。 |