国見岳
 
1999年の記録

6月6日(日)晴

 この日は、三重県菰野町の朝明から根の平峠へ登り、御在所岳の北にある国見岳まで縦走。さらに南下し、国見峠から西の滋賀県側へ。愛知川の源流まで行き、北上。上水晶谷から東へ登り、再び根の平峠へ。その後、中峠まで縦走。途中、水晶岳へ寄り、朝明まで。全行程、9時間の長距離コースだったが、愛知川付近は人影もなく、静かな山歩きが堪能できた。
樹林の中を歩くため涼しかった。上水晶谷から根の平峠への道で、4年生の国語の教科書に出てくる千葉省三の「たかの巣取り」のぼたん杉に似た巨木に出くわし感激した。直径は2m以上あったと思われる。下から見上げたら、横枝が何本も出ていてまさにがらんどうであった。

1998年10月にも大勢の友人たちと御在所に登ったことがあった。
このときのコースは湯の山温泉駅に駐車して、日向小屋、藤内小屋、左折して藤内壁を左に見て国見峠、国見岳、戻って御在所へ行った。

帰りのコースは、私が提案して一部の人が参加した。

いったん国見岳手前まで行き、東へ折れ、ゆるぎ岩、国見尾根を下り、藤内小屋、日向小屋を経て、湯の山温泉駅へ戻ってくるのである。
しかし、みなさん初心者でゆったりしたペースであり、気がせいた。日向小屋で5時45分で、しだいに暗くなってきていた。スカイラインに着いたときには真っ暗になっていた。
しかし、参加された方たちからは、変化に富んだコースであり、山登りの楽しさが味わえたと喜んでもらえた。