治田峠(はったとうげ)
 
1999年の記録

11月21日(日)

2人

茨川林道より治田峠へ往復。
茨川林道は、鈴鹿の様々な廃村の中でも奥深い位置にある。石榑峠を滋賀県側に越え、八風街道を西へ進む。途中八風キャンプ場を過ぎてしばらく行くと、右斜めに折れる道がある。ここを北東方面に車を進める。川沿いの紅葉がきれいである。

登山口は、茨川を渡ったら、山小屋の前を右折して、沢を通っていくことがポイントだ。

昨年は茨川から治田峠を経て藤原岳へ登り、帰りは西尾根コースを通り蛇谷を経て茨川へもどった。茨川から治田峠までは台風の直後だったため杉の植林帯が倒壊していて登山路が不明で困難を極めたが、今年は倒壊したままであったが、多数の登山者がつけてくれた様々なテープのため迷うことはほとんどなかった。そのため、茨川から治田峠まで1時間15分で登れた。

しかし、2000年に訪れたとき、登山道あたりをブルトーザーで工事をしていたため登ることはできなかった。
杠葉尾集落の紅葉

10月11日(月)

単独

北西町の青川キャンプ場からも治田峠に行くことができる。こちらのルートは、最初は、青川の河原を上流に歩く。水量が多いときは渡河するのにたいへんだ。途中、崖を巻くところがあり、距離は短いが川面からの高度が2mはあり、スリルがある。このあと鉱山あとへ抜けるための手彫りのトンネルを通る。距離は25mほどで出口が見える。左へは、静ヶ岳への上級コースがあるが、右へいったん下る。堀割れの急登を延々と登ると治田峠に着く。

治田峠からは、南東へ登ると銚子岳、さらに登ると静ヶ岳へ、そこから南東へ行くと竜ヶ岳に登ることができる。

銚子岳は、頂上手前の右手がすっぱり切れた急峻な崖で要注意。

静ヶ岳は、名前の通り静かな山で、西から鈴鹿を眺めることができる。

治田峠から北東へ登ると、藤原岳に行くことができる。稜線歩きが楽しい。途中、迷いやすい所があるのでテープに注意。

この辺りは、静かな静かな、だれにも出会わない割と平坦な山歩きが楽しめる。
98年10月5日銚子岳への分岐