野原谷 

2006年の記録

11月26日(日)曇りときどき雨
今日は、妻と二人で春日村の野原谷を歩いた。
膝の調子が悪いので、以前から気になっていた、野原谷を歩くことにする。
2万5000分の1の地図には、もりもり村の北には高橋谷川があり、ここは鍋倉山に通じる東海自然歩道があり、何回も歩いたことがあるが、南にも東海自然歩道がある。ここは池田山に通じるようであるが、はたしてどんな道なのだろう。

県道32号春日揖斐川線を西へ。もりもり村の手前に粕川を渡る「虹のかけはし」があるが、その20mほど西に平行して車が一台ほど通れる橋がある。また、この周辺の案内板の右隣にも人が通れる橋があり、野原谷を左に見て左岸を歩く。

11:20出発
途中で右岸を歩くようになる。
野原林道の標柱があった。高橋谷よりも道幅は広い。

石垣が多数あり、壊れた作業小屋跡が所々に見られる。
東海自然歩道でよく見られる案内標識があった。直進すると垂井町の垂井峠に至るとある。
車だと30分ほど歩いてきた辺りまではこれるが、落石があるため途中からは徒歩であろう。

40分ほど歩いてくると橋があり川を渡る。

この辺りの紅葉を期待したのだが、最初は植林でその後は、広葉樹だがあまりきれいではなかった。
橋を渡ると道はしだいに荒れてくる。左に人が通れる橋があり、入り口に石があった。通せんぼをしているようである。橋は穴があいているところが3ヶ所あったが渡れないことはない。

渡ってしばらく行ってみたが倒木でかなり荒れていた。この道が池田山に通じる道のようだが、今は使われていないようだ。

すぐもどり広い道をさらに進んだ。
しばらくして峠のような所を通り越す辺りで振り返ると後ろの山の紅葉がよかった。さらに道は荒れてくるがとうとう行き止まりになる。12:25
右へ下りて沢を横切り対岸に行く道があるようにも見えるが、妻の調子も悪そうなのでここで引き返す。

もりもり村にもどって入り口の案内板をよく見ると、東海自然歩道の表示はなく、「道が悪く危険」と書かれていた。
もりもり村のレストラン「朝霧」で昼食をとり、その後薬草風呂に入った。
妻をもりもり村に残し、六字ヶ嶺への林道の下見に行ったが、高橋谷の東にある上ヶ流集落から行ったが通行できた。高橋谷からの林道に合流してしばらくして林道が舗装路になる手前で左折してカーブを2つ過ぎたところにしっかりしたゲートがあり、ここから徒歩になる。登山口までかなりの距離を歩くことになる。
帰宅してから東海自然歩道について調べたところ、この野原谷のコースは10年ほど前に廃止されたそうだ。どうりで荒れていたわけだ。富永豊さんの記録だと1984年5月5日に、また、砂原晴子さんが平成4年(1992年)7月9日に池田山まで歩かれた記録が見つかった。