飯盛山〜西津汲

2004年の記録

3月28日(日)晴れ
今日は、単独で久瀬村の飯盛山(740m)と西津汲(793.4m)に登った。
3月7日、大立に登ったその日に、山県市にお住まいのYさんから以下のメールをいただいた。

はじめまして
山県市のYといいます。44歳男性です。今日、飯盛山へ行ってきました。林道は、かなりの積雪で、入り口より1キロほど車で上がっていきました。途中から登山口までは、つぼ足でいき、1人でラッセルして登りました。結局、1人も出会うことは、なかったのですが、気持ちのよい汗をかきました。11時には、林道入り口を出発しましたので12時には、自宅です。単独行が多いので、いつも、参考にさせてもらってます。山で出会ったらよろしくです。

そこで、私も行ってみることにする。

国道303号を北上。名倉トンネルを抜けたところの右に喫茶店「北陽」があり、ここを左折し、久瀬温泉「白龍の湯」を目指す。
今日は、「よっせーの山彦通信」さん「岐阜県の山歩き」さんのHPを参考にした。

最初のトンネルを抜けた右手にタイヤチェーン着脱場があり、左に鋭角的に曲がりどんどん登っていく。 ←

すぐに未舗装になり、少し落石もあるが、普通車でも走れる。
左折すると鉱山であるが、直進する。 →

かなり高度が上がり、真下に揖斐川と久瀬村が見える。

途中左の法面に木の階段があったり、岳友タンネの会の登山口を表す標識があったりするが、そのまま登っていく。
林道終点まで車で行けた。

天気は快晴、雪もないようなので、雨具は不要。今日は荷物が軽い。

虫が飛んでいるので虫除けを用意して、出発。

10:50
コンクリートの擬木の階段が設けられている。

直進(赤)すると、「月の株」である。しかし道は荒れていてトゲのある植物がのびてきている。   →

右折(水色)が本来の登山道であるが、月の株の向こう側ですぐ合流する。
「月の株」の解説板があり、この木はケヤキの木で「蟻山の天狗の木」とある。この木には天狗が住むという伝説があるそうだ。

山頂付近になって次第に石灰岩が増えてくる。

藤原岳の山頂付近のようだ。
11:25山頂に着く。平たい山頂である。周囲の木には葉がついていないので、小島山や槍ヶ先、西津汲、大立、塔ノ倉、小津権現山…が見える。
携帯はつながらなかった。

膝の調子はよいので、西津汲を目指すことにする。

休憩して11:40出発
少し戻ったところの西側にいろいろな色のタフロープが多数あり、ここから下ることにする。

岩が多く、また浮き石も多いので慎重に下る。
途中、岩場のやせ尾根があったが、危険なところはここだけであった。 →

30分ほどして、幅広の鞍部に出る。

すぐ、笹原に入る。距離は短い。2ヶ所ほど笹原を通る。

一つめの笹原で、獣のうなり声と笹藪を駆け抜ける音がしたのであわててラジオのスイッチを入れる。
尾根は、笹と藪のため一旦右へ行き、斜めになった山腹を行き、藪が終わった辺りで尾根に上がる。

尾根に出てからが、下りに迷いやすいと思った。ところどころ持参した赤リボンをつけた。

行きは、高みを目指せばよいが、後ろをふり返りながら行く。テープはあちこちについている。木に葉がないので目指す方向の確認ができる。
2つの反射板に出る。ここには残雪があった。藪をかき分けながらタフロープにしたがって山頂を目指す。
5分ほどで、切り払われた西津汲の山頂に着く。12:30

辺りの山々がよく見える。なんと御嶽山が見えた。

豚汁とおにぎりとコーヒーで昼食。

だれもいない静かな山頂だ。携帯はつながった。
南東に10mほど行くと切り開きがあり、濃尾平野が臨める。

13:00下山開始。赤リボンを回収。

飯盛山が木々の間から臨める。葉が出てくる頃だと方向が定めにくいかもしれないし、目印も見つけにくいかもしれない。↓
一つめの笹原まで来たところで、道をそれてしまったが、なんとヌタ場があり、そこは獣たちの足跡だらけで、イノシシの掘った穴もあった。

やせ尾根の岩場を慎重に登り、13:45に飯盛山に着いた。

休憩して14:00出発。

膝をかばいながらゆっくり下りて14:30に駐車場に着いた。

今日は、白龍の湯に寄った。