クラソ明神

2005年の記録

9月24日(土)晴れ
今日は、単独で旧美山町のクラソ明神(1023.1m)に登った。藪山に備えて久しぶりにラジオとGPSを用意した。富永豊さんの著書「奥美濃とその周辺の山130山」と美濃一人さんの記録が大いに役立った。感謝 m(_ _)m

東海北陸自動車道、美濃インターで下りて左折。国道418号を北西へ。

旧美山町役場の手前で橋を渡らず東側を北へ。瀬見峡温泉湯元の跡を左に見て北へ。

神崎辺りで右に北山交流センターがあり、クラソ明神へは清流橋を渡らず右折する。橋を渡ると(水色)舟伏山や日永岳への登山口へ向かう。
集落内を走ってくると赤円に案内が書かれていて右折し、円原、今島方面を目指す。
水がきれいなのだろう。日本一の伏流水の看板や湧き水の里、円原川の大きな看板があった。
次第に道幅が狭くなってくる。傾斜がないので走りやすいが対向車が来ると…。

道路脇に電柱があるので集落があることがうかがい知れる。

三叉路は直進する。右折すると納谷に行くようだ。 →
しばらくして三叉路になる。クラソ明神へは左折して橋を渡り万所の集落を目指す。

なお右折する(水色)と「三尾山」(サンノーの高)の登山口へ向かう。
美濃一人さんの記録にあった「山神神社」(赤円)がある。ここに車一台分のスペースがあるが、そばの木の幹に「自動車転回場所」と書かれていたため、さらに上に上がる。地道になったところから少し進んで左にカーブする所の路肩に駐車する。
身支度して出発する。9:22

しばらくして林業関係者の車があり、二人みえた。

私が熊鈴を持っているのを見て、「熊を探しに行くのかな。」と話しかけてきたので、「熊は出ますか?」と尋ねたが、それには答えてくれなかった。

20分ほど歩いてくると、右に石碑があった。軽4WDならここまで来られる。
石碑の反対側(西)から歩き始める。登山口を示すものはない。

下ってきてからここに赤リボンをつけておいた。

最初は桧の植林地帯だが、踏み跡は薄い。

いくつかのコブを巻いていく。
植林地帯の途中から右の尾根に向かって急登を上がる。帰りのために上がった所に赤リボンを付けておく。

笹薮が出てくる。先人のピンクのタフロープが所々にあり助かる。笹薮が高く濃密なので目印を追いながら進むと、痩せ尾根に出る。ここで大休止。風が涼しい。

帰りには、ここから自宅に電話したらつながった。そして下着を替えた。
大岩に木が立っている。たくましい。

写真を撮る間がないほど濃密な笹薮であり、足にからみついて登りにくい。特に急登の所は帰りに迷いやすいので持参した赤リボンを付けながら登っていく。
美濃一人さんが迷われたと思われる所に来た。確かに踏み跡がないし、目印もない。私は右からトラバースして左折して尾根に上がった。

※左の写真は笹が低い別の地点です。

帰りには尾根から左へ下るのだが、直進して下ってしまった。すると行きには見られなかった古い青色のタフロープが見られるようになったのでおかしいと思い、GPSで確認して引き返した。おそらく白岩からのルートであろう。
急登の笹薮をかき分けて登ってくると突然2畳ほどの狭い切りひらきに出て、まん中に三等三角点があった。13:02
そばの木に山頂プレートがあった。携帯で自宅に電話したが、圏外であった。
そばの木に「05、5、28、熊」と書かれていた。

13:05下山開始。赤リボンを回収しながら下ってきたが、迷いやすい所だけ残しておいた。
帰りには、下る方向から見やすいように木の幹に赤ペンキで○や→が描かれているのがよく分かった。

それでも二度ほどちがった方に下り、引き返した。急登の引き返しはしんどかった。

峠には14:49に着いた。林道を歩いて駐車地点には15:07に着いた。
久しぶりに上級者向けの手応えのある山歩きであった。
山神神社の転回場所に、朝みえた林業関係者の軽トラックが駐車していて、一人の方が手を振ってくれたので私も車の中から手を振った。

山神神社を過ぎて下ってくると、青色の屋根の家の前に簡易トイレがあり、「ご自由にお使いください。」と書かれていた。そばに湧き水があったので空になったペットボトルに汲んだ。

今日は、武芸川温泉「ゆとりの湯」に入って疲れた足を十分休めた。大人600円。