8月15日〜17日
火打山へ
<新潟県と長野県の県境、妙高山(2454m)のすぐ北西の山>。標高は2462mでそれほど高くはない。 |
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火打山というと火山かと思いそうであるが隆起した山である。百名山の中でも一押しという記事を昨年見たことがあったので、今年は是非と思って書店に行ったところ、何と火打山の写真集が同じ本が5冊も置いてあるではないか。火打山がおいでと呼んでいる。やはり、行かなければ。
日程を立て、高谷池ヒュッテで泊を取ることにする。 一宮ICから妙高高原ICまで渋滞もなく4時間30分で到着。この日は登山口の駐車場などを下見して池の平のペンションで宿泊。ペンション里楽巣は、料理もいいが、道路を挟んだ向かいに温泉があり、この近辺のペンション5軒で運営しているそうで宿泊客は無料とのこと。下山してからも入ることにする。 さて、翌朝7時に朝食。車で笹ヶ峰牧場へ。ここは標高1300mぐらい。登山口には大きな無料駐車場があり、十分止められる。8時20分、登山届けを書いて出発。40分ほどは歩きやすい木道が続く。ありがたい。木道が終わったとき、黒沢橋。ここで大休止。ここの水の冷たいこと。さてここからは登りが続く。十二曲がりと言うそうだが急登である。11時10分ぐらいに富士見平に着く。ここからは緩やかな登りでちょうど12時に高谷池ヒュッテに着く。登山口からここまでで3時間40分かかった。ここは標高2100mぐらい。ここには、素晴らしい大湿原がある。7月下旬ならもっと花が咲き乱れているだろうと思った。さて、火打山は、頂上付近はガスがかかっている。しばらくヒュッテで休憩しながら様子を見ていると、12時40分頃晴れて来たため用意して1時に登り始める。高谷池も素晴らしいがその次にある天狗の庭という湿原も素晴らしい。ずっと木道のため歩きやすい。その後、尾根づたいに登る。右下の雪渓から吹き上げてくる風が冷たく、冷蔵庫から吹いてくるようだ。その後、いよいよがれ場の急登だ。息が切れる。頂上は、鈴鹿の東雨乞岳そっくりである。ヒュッテから1時間30分かかって到着。南東に妙高山が見える。 ヒュッテにもどると、90名の定員が満席となっていた。 |
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このヒュッテは、山小舎だよりを発刊していてもう61号になる。しかし、残念なことに62号で廃刊にし、あとは、インターネットのホームページで情報を掲載するとのこと。
この機関誌によると5月の連休時、積雪はふもとの笹ヶ峰で1m。このヒュッテでは、6mもあるとのこと。たしかに盆地状になっていてその雪解け水がこの広大な湿原を作っているのだと思う。水が豊富で飲み水の心配はない。 |
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真夜中、星が恐ろしいくらい見える。空から降ってくるようだ。 翌朝5時。ガスっていて何も見えない。昨日のうちに登っておいてよかった。今日は、黒沢池を回って下山することにする。7時出発。茶臼山に登ってから下ると目の前に黒沢池。ここは高谷池よりも広い大湿原だ。黒沢池ヒュッテには、スイスから送られたという登山救助犬(シェパード)がいた。 富士見平の分岐点まで2時間(=含休憩)かかった。さてここから十二曲がりの下山道である。慎重におり黒沢橋まで来て大休止。あとは木道である。登山口に着いたのは11時25分であった。 あとは、ペンション里楽巣の向かいの温泉へ。無料で入ることができた。 |
高谷池通信ホームページ