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2003年の記録 | ||
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7月31日(木)・8月1日(金)・8月2日(土) | ||
今回は、お花がきれいなことで有名な白馬に登る。幸い二男が荷物運びとして同伴してくれるという。 子どもたちは、小学生の頃、家族で、鈴鹿は多数、白山は1回、御岳には胡桃島キャンプ場から数回登っている。 二男と登るのは久しぶりである。 7月30日(水)にふもとのペンションで泊まる。 翌朝、ペンションに車を停めさせて頂いて、車で猿倉の登山口まで送って頂いた。 登山口の駐車場は、無料で50台ほど停められるが、車上荒らしが頻繁にあるとのこと。 |
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登山口には団体さんなど大勢の登山者がいる。 1時間ほど登ると、白馬尻荘とそのすぐ上に白馬尻小屋がある。上の方が新しくて大きい。 有名な大雪渓は、最初は急登だが、次第になだらかになる。 今日は平日のため渋滞は少ない。 アイゼンは必需品だが、登山口で4本歯を1000円で販売していた。 |
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私は8本歯、二人は6本歯を持参してきた。風がひんやりして気持ちがいい。 いったん岩場に出て、アイゼンをはずし、再び小雪渓を横切る。ここはアイゼンを着けなくても良かった。今年は溶けるのが遅く、8月下旬頃まであるそうだ。 |
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小雪渓が終わったら急登の岩場だ。お花畑が現れる。お花畑避難小屋がある。 出発から5時間40分で村営白馬岳頂上宿舎に着く。 ここでトイレ休憩。 水は豊富にある。 |
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村営頂上宿舎から20分ほど登ると、白馬山荘に着く。約6時間だ。 今日は一人につき布団一枚があてがわれた。 休日だと今日の3倍の人らしい。布団一枚に三人が寝るという。これでは寝られないな。 水は豊富でトイレもまずまず。食事も良かった。 今日は今年一番の天気らしい。 |
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白馬山荘から15分ほど登ると白馬岳である。 東側はすっぱりと切れ落ちている。そこに可憐な花が多数咲いている。 東から霧が舞い上がってくる。雪渓の水蒸気が関係しているのか。運良くほんのわずか晴れ間ができた。 夜、レストランで現地の気象予報官による雷についてのセミナーがあった。 雷の発生の仕方、被害の実際、避難の仕方などスライドを使って詳しく話された。 |
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翌朝も山頂に登った。山頂から50mほど南の頂きに行くと、南に今日登る杓子岳とその向こうの白馬鑓ヶ岳がそびえている。 白馬岳…2932.2m 杓子岳…2812m 白馬鑓ヶ岳…2903.1m 山荘にもどり身支度して出発。 |
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白馬山荘からいったん村営頂上宿舎方面に下り、丸山(2768m)を登り、また下る。ここの鞍部の辺りのお花が素晴らしい。 杓子岳は細かいがれの急登である。ここに登らずに山腹を巻いていく登山路もあるが、ほとんどの人が登ってくる。 白馬岳が見えるといいが、残念ながらガスである。向こうのガスの中に白馬岳がある。 |
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杓子岳からなだらかに下ると、いよいよ白馬鑓ヶ岳への急登が待っている。こちらは大きい岩の登山路で登りやすい。手前が小鑓だ。 この登山路の中程のお花畑で雷鳥の親子を見た。 |
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白馬鑓ヶ岳の山頂から白馬岳を写したポスターが、いつも私が利用している岐阜市内の山道具店や白馬山荘に貼ってあったが、残念ながらガスで見えなかった。 さて、20分ほど下ると天狗山荘との分岐である。唐松岳からの縦走者が休憩していた。 今日は左折(東)し、鑓温泉小屋を目指す。 途中鎖場や雪渓歩きがあった。分岐から2時間強で到着。 |
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今日は平日のため、宿泊者には一人につき布団一枚があてがわれた。 水は豊富にある。トイレもまずまず。ただ、ここのトイレは、使用済みの紙は、備え付けのビニル袋に入れるように注意書きが書かれてあるのだが、意味が分からない人たちが、便器の中に落としてしまっていたようだ。トイレットペーパーは、水には溶けないのだ。<北岳山荘も同じであった> なおこの小屋は、毎年秋には、雪崩の心配があり、分解し撤去するそうだ。春には、再建築だそうだ。 |
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鑓温泉小屋には、露天風呂がある。標高2100mにあり、日本で2番だそうだ。 女性用は、囲いがしてある。 温泉だけ利用する場合、大人300円、小人150円である。宿泊者は、何度でも入ることができる。私は、3回入った。 |
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鑓温泉小屋からの下山路は長く、途中登山道が崩壊したのかロープ場も多く、また雪渓を三か所渡った。 石の多い長い下りを終えて、猿倉の登山口分岐点に着いた。 ここから十数分で登山口に着く。 くたびれた。 |
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タクシーで相乗りして、ペンションにもどり、この辺りの温泉の湯元である「倉下の湯」に入った。私たちだけでのんびりつかった。 大人500円。リンスinシャンプーとボディソープがあった。半露天風呂である。 風呂から出たとき、観光客の団体さんがどっと入ってきた。 |
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